ドイツの舞踏家、女優、映画監督、写真家といった多面的な活動で知られているレニ・リーフェンシュタール(1902-2003)が、国際オリンピック委員会(IOC)からの依頼を受けて撮影したベルリン・オリンピック(1936)の記録映画『Olympia(1938)』。本書は1937年に発行された写真集版で、レニがディレクターとして何人かのカメラマンを従え撮影したこの映画のフィルム・フレームを、アルペンスキー選手から俳優に転向したギュッチ・ランチナー(Gustav
"Guzzi" Lantschner 1910-2011)が選んだカットで構成されている。オリジナルの出版後何度か再版を発表しているが、本書は現存する復刻版写真集の中で最も新しい版となる。五ヶ国語表記で文章も充実した内容。 |